歯科クリーニングの重要性と誤解 港区新橋の歯科・予防歯科・口腔外科・審美歯科 ヘルシーライフデンタルクリニック
どうも!ヘルシーライフデンタルクリニックのブログへようこそ。
歯科でのクリーニングは口腔衛生を保つために重要なプロセスですが、それだけでは足りないことがあります。専門的な歯周病の治療なしでは、見かけ上のクリーニングだけになることがあるのです。この記事では、歯周病について、その重要性と危険性に焦点を当てて解説します。
歯周病の危険性
歯周病は、歯周組織に生じる感染症です。以下の三つの視点からその危険性を分析します。
1. 骨を溶かす病気
歯周病は骨を溶かす現象が起こることで知られています。歯を支える周りの骨が水平に減少してしまうことが多く、これを「水平性の骨吸収」と呼びます。骨吸収とは、骨が溶ける現象のことで、治せない状態になることが多いのです。結果として、進行が過ぎると歯を抜かなければならなくなることもあります。
2. 治し方が大変
歯を抜いた後の治療は大変で、三種類の治し方から選択しなければなりません。そのプロセスは結構困難で、適切な治療法を選ぶ必要があります。
3. 全身の健康を脅かす
歯周病は最近、全身の健康にも影響することが分かってきました。血管の病気や心臓周りの血管、膵臓などに歯周病の菌が入り込み、炎症を引き起こすことがあるため、糖尿病や心臓病、認知症など百の病気と関わりがあるとされています。
歯周病と医療費
歯を失うと要介護のリスクが15倍になることや、医療費が年間20万円程度増加するというデータも出ています。これらの統計からも、歯周病の早期発見と治療がいかに重要であるかがわかります。
歯周病の見極め方
歯周病が進行しているサインは、口臭や歯ぐきからの出血などで感じることが多いです。しかし、中等度以上の歯周病の場合は分かりづらいことがあります。
具体的な診査方法は以下のようになります。
- 写真で記録:口腔の状態を写真で記録します。
- 拡大鏡で確認:合っていないところや虫歯の治療後の状態を確認します。
- X線審査:骨の状態を調べます。
- 触診:根の表面の汚れや出血などを実際に触って確認します。
まとめ:歯周病は治しましょう
歯周病は、一度進行すると治らない病気であることが多く、全身の健康にも関連する重要な問題です。口臭や出血が気になる方は、専門的な診査を受けることが重要です。歯周病を未然に防ぐためにも、適切な口腔ケアと歯科での専門的な治療を受けるよう心がけましょう。