あなたの歯が全体の健康にもたらす影響 新橋の予防歯科・審美歯科・矯正歯科・口腔外科 ヘルシーライフデンタルクリニック

2023/07/31 ブログ

こんにちは!ヘルシーライフデンタルのブログへようこそ!

今回は、歯の本数と全体的な健康状態についてお話しします。このテーマは、歯を一本も失ったことがない方も、すでに一本以上を失ってしまった方も関心を持つべき内容です。

歯科医院への訪問:健康維持のための重要なステップ

多くの方々にとって、歯科医院という場所は、歯や顎が痛い時、または口元周辺の問題が発生したときに訪れる場所という認識が一般的だと思います。しかし近年、予防歯科という分野が大きく発展し、歯をずっと健康で美しい状態に保つために歯科医に通う方が増えてきています。

歯の失失が全体の健康にもたらす影響

それでは、なぜ歯を失うことが良くないのでしょうか?実は、歯を1本失うだけでも、人間の体調に影響があるという研究が存在します。具体的には、歯を一本失った人は、硬い食物を噛むのが難しいと感じ、ニンジンなどの食物を避ける傾向があるということです。これにより、血液中のベータカロテンや脂溶性ビタミンといった栄養素の摂取が影響を受ける可能性があります。

脂溶性のビタミンやタンパク質、ナッツなど硬い食物には、良質の脂質やタンパク質、脂溶性ビタミン(例えばビタミンDなど)が含まれています。これらは筋肉量の維持に役立ちます。しかし、歯が不足すると、これらの栄養素の摂取が難しくなり、高齢者に多いサルコペニア(筋肉がやせ細る状態)のリスクを助長する可能性があります。

歯の本数と健康リスク:衝撃的なデータ

さらに衝撃的な事実として、歯を多数失うことがもたらす影響についてお話します。人が持つ歯の数(成人の歯は親知らずを除いて28本)が0から9本まで減少した場合、その人が介護が必要となるリスクは一般人と比べて15倍も高くなるという研究結果が示されています。また、10本以上の歯を失った場合でも、そのリスクは一般人と比べて10倍に達します。

さらに、生活習慣病の一つである糖尿病のリスクも高まると言われています。糖尿病は腎臓に負担をかけ、人工透析が必要となったり、感染症にかかりやすくなったりする病気です。このような怖い病気よりも、歯の本数が要介護リスクを大きく反映している可能性があるのです。

結論:健康な歯の保持は、健康な生活の保証

日本では年間約50万人の人々が亡くなると言われています。少子化問題や人口減少といった現象が進む中、健康な生活を維持し、周囲の家族の支えが少なくとも生活できる一人一人がとても重要です。

歯を一本でも失うと、栄養素の摂取量が自然と減少し、結果として全体的な健康に影響を与えます。また、歯が多くなくなると、介護が必要になるリスクも大きく跳ね上がります。

私たちは皆、健康で美しい歯を保ち続けることを目指すべきです。今日の話が皆さんの健康維持に役立てば幸いです。それでは、今日はこれで失礼します。