睡眠の質を高めるための7つのコツ 港区新橋の歯科・予防歯科・口腔外科・審美歯科 ヘルシーライフデンタルクリニック

2023/07/08 ブログ

どうも!ヘルシーライフデンタルクリニックのブログへようこそ。

今日は、みなさんに「良い睡眠」についてお話ししたいと思います。

私の歯科診療所での問診結果から見ても、多くの方が「寝ても疲れが取れない」という状況を体験しています。この慢性的な疲労感は、実は睡眠の質と歯科領域との密接な関連性があるところから来ています。

睡眠と歯科の関わり

あなたが思っているよりも、睡眠と歯科の間には大いなる関連性があります。特に、睡眠時無呼吸症候群という疾患は、歯科医療の分野で取り扱われることもあります。それについては後ほど詳しくお話しします。

1.朝日光を浴びる

メラトニンとセロトニンは、タンパク質から生成されるホルモンです。これらはビタミンB群、鉄、亜鉛などの栄養素と相互作用して、段階的に変換されます。朝食にタンパク質を摂取することは重要であり、朝日光を浴びることも助けになります。朝日光によって、体内時計がリセットされ、セロトニンとメラトニンのバランスが整い、良い睡眠につながると言われています。

2.昼寝のコツ

昼間に眠くなる方にとって、昼寝の時間と質は重要なポイントです。長時間の昼寝は夜の睡眠に影響することがありますので、時間を30分程度にまとめることをおすすめします。また、昼寝前に少量のカフェインを摂取し、30分後に効果が現れて目覚めがスッキリすると言われています。カフェインを試してみる価値はあります。

3.適度な運動

運動は、良質な睡眠を促す上で非常に重要です。私自身も経験したことですが、休暇中にたくさん歩いたり、筋肉を使った運動をしたときは、睡眠の質が大幅に向上しました。科学的にも、運動は睡眠に良い影響を与えることが示されています。日中に適度な運動を取り入れることを心掛けましょう。

4.お風呂の温度と環境

夜、お風呂に入ることは良い習慣です。ただし、湯船の温度には注意が必要です。高温のお湯は睡眠の質を下げる可能性があるため、41〜42度ぐらいのぬるめのお湯に浸かることをおすすめします。また、お酒やタバコは睡眠の質を低下させることが知られていますので、できるだけ控えるようにしましょう。

5.痛み刺激と眠り

痛み刺激は意外なほど深い睡眠を誘う効果があります。足裏のツボを刺激するマッサージなど、少し痛みを感じる刺激が眠りを深くすると言われています。睡眠について悩んでいる方は、足ツボマッサージのような強い刺激を試してみると良いかもしれません。

6.スマートフォンとブルーライト

枕元にスマートフォンを置いている方も多いかもしれませんが、スマホから発せられる電磁波は、メラトニンなどのホルモンに影響を及ぼす可能性があります。そのため、寝る前には飛行機のアイコンである機内モードやフライトモードに切り替えるか、電源をオフにしておくと良いでしょう。光の刺激として、テレビ画面やタブレット画面、スマホのブルーライトも注意が必要です。

7.睡眠時無呼吸症候群への対策

最後に、危険な居眠り運転の原因となる睡眠時無呼吸症候群についてお話しします。歯科治療中にユニットを倒すと眠りに入る方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。この病気に対しては、専門クリニックでの治療がおすすめです。歯科治療では、マウスピースを使用することで呼吸を改善する方法があります。マウスピースは、上下の歯を固定するものではなく、少し開口させるタイプがあります。これによって気道が広がり、睡眠時無呼吸症候群の改善に役立ちます。

以上が、良質な睡眠を得るための7つのコツです。

もしも、日中に眠気が強く、仕事や運転中に突然眠り込んでしまうなどの症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみることをおすすめします。この病気は現在、増加傾向にあり、予備軍の人々も多いと言われています。睡眠の質が低下すると、アルツハイマー型認知症といった病気のリスクも高まります。

質の良い睡眠を手に入れることは、将来の認知症予防や健康状態の維持・改善に繋がります。睡眠時無呼吸症候群の治療や睡眠環境の整備を行い、快眠を追求しましょう。本日の情報が皆さんの参考になれば幸いです。お体の健康を大切にしてください。