親知らずを4本いっきに抜けないのか。東京都港区新橋の歯科 ヘルシーライフデンタルクリニック

2021/11/13 ブログ

 

親知らずの抜歯4本いっぺんに抜いたらどうなる?

 

どうも、歯科医師・歯学博士の手塚充樹と申します。

 

今回のブログでは、親知らずを4本いっぺんに抜くことができるかどうかについてご説明したいと思います。

 

親知らずは、過去に人の寿命はそこまで長くなかった時代に親が亡くなってから生えてくるようなものだったので、親知らずと言われていると言われています。

 

大体18歳から20歳にかけて、親知らずの存在がお口の中で確認できるようになってきます。

 

実際にはもっと若い時期でも、X線写真を撮れば骨の中に親知らずの頭ができてきているので、そこでも確認することができます。

 

親知らずは生え方が斜めになっていたりすると、手前の歯の歯周病や虫歯の原因になってしまうことが多いので、抜いた方が良い場合が多いです。

 

特に下の親知らずについては横向きに入ることがとても多く、一部骨に埋まっていることもあります。

 

そういうもののことを、僕らは埋伏歯と呼びます。


 

もし上下左右の親知らずが埋伏歯だった場合、それらの歯をいっぺんに抜くことはできるのでしょうか。


 

結論から申し上げますと、全身麻酔をすることで入院期間はかかりますが4本いっぺんに抜歯することは可能です。


 

では、普通の歯科医院がクリニックで抜歯を行う場合にはどうなんでしょうか?

 

今回は外来で4本いっぺんに抜歯を行わない方がいい理由についてご説明したいと思います。

 

1.腫れることが命の危険に繋がることもある

 

親知らずの抜歯をした後にお顔が腫れたりすることがあるということは、ご存知な方もいらっしゃるかもしれません。

 

実はお顔だけではなくて、歯茎が腫れているので、その腫れが喉の方に向かって腫れてしまうと気道を狭くしてしまいます。

 

もし万が一、両側から同じように喉の方に向かって腫れてしまった場合には、より気道が狭くなってしまいます。

 

出血や腫れによって気道が塞がってしまって、呼吸困難になることも稀にありますので、下の埋伏歯をいっぺんに抜くことはオススメができません。

 

2.栄養摂取がしにくくなる

 

単純に歯を抜いた後、2週間から3週間程度は歯を抜いた側で噛むことが難しくなります。

 

そのため、いっぺんに両側の歯を抜いてしまうと、前歯でしか噛めないことになりかなりお食事が困難になります。


 

なるべく早く親知らずを抜いてもらう方法はある?

 

親知らずを早く抜いてしまいたい場合には、左上下右上下のセットで抜いていくことがおすすめです。

 

一般的に、上の親知らずは生えている状態であれば、抜歯が簡単なことが多いです。

 

また、左側で抜いた後であれば、右側で噛めばいいので食事ができなくなるということもありません。

 

いかがでしたでしょうか。

 

特別な事情があって、4本いっぺんに抜きたい場合には、大学病院などをご紹介することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

直埋伏歯を抜く際には、神経を損傷する可能性もあるので、CTなどで術前に診査をすることも保険診療でできるようになっています。

 

当院でもCTでお調べして歯を抜くことはできますので、もし抜歯を検討されている方もお気軽にご相談ください。

 

また歯科医師の先生方で、矯正治療やその他の治療のために親知らずの抜歯が必要な場合にも依頼を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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