口臭が健康のサイン。口臭を消すためにやりがちな誤った対策。東京都港区新橋の歯科ヘルシーライフデンタルクリニック。

2021/04/27 ブログ

どうも、歯科医師・歯学博士の手塚充樹と申します。

今回は口臭について取り上げたいと思います。

 

口臭を消そうと思った時に、間違った対策をとっておりませんか?

 

口臭を完全に取り去るとする対策の誤った認識の中に、マウスウォッシュやタブレットでなんとかしようという発想があります。

 

歯周病原性菌と呼ばれる菌は嫌気性菌といって、酸素が届かない場所でよく育つ細菌です。

 

野菜が腐った臭いや生ごみの臭いと似ていると言われています。

 

なぜこんなものが口の中で育ってしまうのかというところが、今回の話の焦点です。

 

要するに酸素が行かないところ、どう頑張っても歯ブラシでは取り切れないようなところに細菌が増えている場合に強い口臭が出てしまいます。

 

タブレットやマウスウォッシュの効果も凄く届きにくい場所に細菌が増えている場合に、このような野菜が腐った臭いになってしまいます。

 

細菌が増えると細菌達は集まって、いわゆる、家やビルのようなものを作って、その中に立てこもってしまいます。それをバイオフィルムと言います。

 

このバイオフィルムというものの質がどんどん悪い方向にいくと、そのうち人は歯周病を発症してしまいます。

 

ちなみに歯周病ですが、日本の成人の約8割が罹患していると言われていて、日本人のおよそ9000万人に歯茎に何らかの問題があると想定されています。

 

この病気が、意外なことに、全身の病気にかなり関わっていることが最近だいぶわかってきました。

 

体の中に細菌をいとも簡単に取りこんでしまったり(菌血症といいます)、胃を通り抜けて腸の中でも定着してしまったり、肝臓や脳など様々な臓器に悪影響を及ぼしてしまうことが分かっています。

 

なので、話の最初に戻ると、口臭が強すぎることと、体の不健康はイコールになります。

 

しかもとてもバリエーションが豊富な病気に進展していくので、病気の源流の一つとも言えると思います。

 

10年後、20年後の自分の体の健康を考えた時になるべく寝たきりになるのは避けたいとお考えの場合には、まずは病気の源流として考えられるものをどんどん潰していくことが望ましいと考えます。

 

そのうちの一つが、歯周病であることは間違いないので、もし口臭に悩まれてる場合にはタブレットやマウスウォッシュだけでなんとかしようとするのではなくて、是非歯科医院での検査や治療に取り組んでみるのが良いと思います。

 

歯周病の検査や治療だけであれば、ただ単に口臭が減ったり、口の中がさっぱりして気持ちよくなるだけなので、お気軽にお問い合わせください。