歯ぎしりの治療。新型コロナウィルス感染症で増える噛みしめ顎関節症。東京都港区新橋ヘルシーライフデンタルクリニック

2020/09/23 ブログ
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歯ぎしりの増加傾向

 

歯ぎしりと新型コロナウィルス感染症

新型コロナウィルス感染症の脅威によって、歯ぎしりをするようになったり噛みしめをしてしまう方が増えているといわれています。

 

先日のワシントンポストにも記事が投稿されました。

 

当院でも、歯ぎしりや噛みしめが原因と思われる顎の痛みに悩む方の来院が増えています。

 

 

歯ぎしりをしている人は歯がしみる?

歯ぎしりをしている方に良く見られるのが、冷たい水にしみるという症状です。

 

むし歯かなと思われる方も多いのですが、むし歯がなくても歯がしみるという症状がでることはあります。

 

 

 

 

歯ぎしりとストレスの関係

ストレスと一言で表現すると、精神的なストレスのことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

今回の新型コロナウィルス感染症の感染リスクや今後の自分の仕事や生活に対しての心配・不安によるストレス、外に出れず自分の好きなことができないストレス、普段は夫は仕事に出ているのに家にずっといられるとストレスになるなど新型コロナウィルス感染症は様々なストレスの要因を国民に与えたのかもしれません。

実際は、体の肉体疲労などもストレスになりますし、添加物などの化学物質などから受けるストレスもあります。

ばい菌(細菌)の感染による炎症もストレスです。

血糖値の乱高下(急上昇と急降下)、いわゆる血糖値スパイクも交感神経が優位になりストレスがかかるタイミングがあるといわれています。

 

人は、ストレスを解消する方法の一つとして、歯ぎしりをしているとも考えられています。

 

歯ぎしりのほかには泣いたり笑ったり歌ったり、感情表現をすることもストレスの解消方法として知られていますね。

 

ストレスがたまり気味になっていると歯ぎしり、噛みしめの原因の一つになるので注意が必要ですし、噛みしめや歯ぎしりがひどい時は、体に何らかのストレスがかかっているサインとも考えられます。

 

 

歯ぎしりと睡眠の質の関係

医院にいらっしゃる方の中でも少なくないのが、「寝ても疲れが取れない」ということや「朝起きたときに顎や頭の周りがだるい」などの症状です。

下顎はリラックスした位置にあるときは決して上下の歯はかみ合いません。

下顎は力を抜いた安静な位置にキープしておくと筋肉も楽になります。

下顎は頭の骨と舌骨の間で、開いたり閉じたり綱引きをしています。

お互いが引っ張っていない位置がリラックスできる状態です。 

 

 

歯ぎしりと夜間低血糖の関係

夜間に眠りが浅かったり、寝言や歯ぎしりをされている方の場合には、その背景に低血糖が潜んでいることがあります。

日ごろの生活習慣から、血糖値のコントロールに乱れがある方のほうがこういった低血糖からくる歯ぎしりが出現する可能性が高いです。

血糖値が寝ている最中に著しく下がってしまった場合、体はがんばって血糖値をまた引き上げようとします。その際に眠りが浅くなったりします。

何も食べずに血糖値を引き上げようとすると、自律神経の交感神経(興奮、アクセル)が優位になることも原因です。

本当に重度な方は、夜に冷蔵庫まで駆け込み、アイスクリームや甘い物、食べ物を一心不乱に摂取しないと落ち着かないという場合もあります。

歯ぎしりそのものの頻度を抑えて、眠りの質を高めるために、適切な身体のエネルギー代謝を回すことも有効である場合があります。

私自身は、糖質制限・ケトジェニックといったような概念を自分の生活に取り入れて、オーソモレキュラー療法といったエネルギー代謝の概念もプラスすることで眠りの質がかなり高まりました。

夜にはきちっと眠くなりすぐに眠れ、6~7時間程度は熟睡しパチッと起きるといった日が多くなりました。

 

保険診療でできる歯ぎしり・噛みしめの治療

歯科医院で保険診療でできる歯ぎしり・噛みしめ、顎関節周囲の筋肉のリラックスには、夜間に装着するマウスピース(スプリント)が効果的です。

現在、科学的には軟らかいマウスピースを入れるとかえって噛みしめを誘発してしまうことが懸念されているため、当院では硬くて薄いマウスピースを使用します。

型をとらせていただく必要はありますが比較的簡単に作製することができますのでお勧めです。

いわゆるスポーツマウスガードのようにいかついものを想像されているかたもいらっしゃいますが、非常に薄いので違和感はそれほどでません。

 

 結論

家庭にいるとアルコールを摂取する機会が増え、アルコール性質低血糖が起こることもあります。

また、やることがないので間食を摂取する機会が増えた方の場合でも、徐々に血糖コントロールに影響がでてくるでしょう。

また、経済的不安や自分のお身体への心配などの精神的なストレスも非常に栄養素・分子を消費するといわれていますので、体が材料不足に陥ると代謝が落ちます。

様々な要因があるかと思いますが、結果的に歯ぎしりや噛みしめによる不快症状を訴える方が増えてきているので今回はブログに記しました!

感染対策もしながら、ご自身の健康状態を良い状態に保つためにお役立ていただければ幸いです。