アマルガム除去について。東京都港区新橋ヘルシーライフデンタルクリニック。english speaking near dental

2020/06/06 ブログ
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アマルガムという金属をご存知ですか。

 

過去にむし歯の治療に用いられていた銀色をしている金属です。

 

アマルガムの成分には水銀が含まれています。

 

水俣病で有名になった水銀ですね。

 

水銀にも種類があります。

 

大きく分けて無機水銀と有機水銀があります。

 

わかりやすく言うと、

 

無機水銀=比較的無害

 

有機水銀=有害になることがある

 

という感じです。

 

水俣病が発症する原因として人の体内に入ってしまった水銀ですが、この時工場から川に流れていた水銀はもともとは無機水銀だったそうです。

 

無機水銀=無害といっていたのになぜ?

 

と感じると思います。

 

工場から流れ出た無機水銀が、川の微生物によって有機化されて有機水銀に変化したといわれています。

 

無機水銀➔有機水銀という変化が起こることがあるということですね。

 

 

お口の中に入っているアマルガムは無機水銀?有機水銀?

 

お口の中に入っているアマルガムには無機水銀が含まれています。

 

アマルガムは、体温や常温でも、水銀のガスを発生していることが分かっています。

 

食べ物や飲み物などと一緒に水銀を体内へ飲み込んでしまうのですが、無機水銀であるため、そのまま便として流れていくことが多いので健康被害が少ないとされています。

 

しかしながら、実情として違うこともあるようです。

 

アマルガムが複数本治療に用いられている方で、重度の皮膚疾患や、抑うつ傾向、疲労感、頭痛などに悩まされている方がいらっしゃいます。

 

アマルガムを安全に除去したところそれらの症状が治まることがあるので、アマルガムがそれらの症状に関与していた可能性が高いといわれています。

 

なぜ、無機水銀であるアマルガムの中の水銀が人の身体に悪さをしてしまったんでしょうか。

 

体内には、ものすごい数の細菌が共存しています。

 

口腔内には100億~1兆個程度。

 

腸内には100兆個ほどの細菌が共存しているといわれています。

 

それらの微生物が、無機水銀を有機化させて変化させているという可能性が高いです。

 

アマルガムが詰まっている歯が7本以上など多い場合には結構、水銀による症状が出ているケースも多いです。

 

水銀が、神経を変性させたり炎症を起こすことがあるために様々な症状がでます。

 

肝臓の解毒能力が低下している方が要注意です。

 

また、腸管粘膜が荒れている方、リーキーガット症候群(腸の粘膜がゆるんで本来は吸収されないべきものが吸収されてしまう状態)も、弁で外に吐き出すことが困難なため要注意です。

 

 

水銀がどれほど体内にたまってしまっているかどうかは、毛髪・尿・血液の3つの検体から調べる方法、毛髪検査のみから調べる方法、手のひらに光を当ててその反射で見る方法などがあります。

 

水銀を除去する際には、削った熱によって大量の水銀ガスが発生することが確認されているので、一般的な歯科治療の手法で削り取ろうとすると、担当医と患者さん、介助しているスタッフみんなが水銀ガスを吸い込むことになります。

 

削ったときにたくさんのガスが出るので、危険な方法で除去するくらいなら、そのままにしておいた方が良いかもしれません。

 

肝機能を高めてデトックスを促したりしていくことも大変重要です。

 

お体の中にたまっている水銀の量が多ければ多いほど症状が強いかというとそうでもないこともあるからです。

 

溜まっている水銀の量よりも、デトックスできる、毒を体の外に適切に排泄できる状態であることが大切です。

 

 

今回は、お口の中が原因で、お体に悪い症状を引き起こす可能性のある内容の1例をご紹介しました。