水のきれいな歯医者さん。医院の感染対策。エコシステムについて。~健康寿命延伸型歯科医院ヘルシーライフデンタルクリニックの観点から~ 新橋駅内幸町駅前徒歩3分予防歯科・審美歯科

2019/11/30 ブログ

どうも歯科医師の手塚充樹です。

 

今回のブログは、歯科医院の中に循環させている水のシステム「エコシステム」についてご紹介します。

 

水道水の中の細菌数は1cc中に100個以下

しかしながら、歯科用治療水1cc中に細菌7万個弱ということも

 

2009年~2015年にかけて、日本の歯科医院79施設の178台の設備を調べた報告によると、歯科治療設備をくぐり抜けたあとの水道水は細菌数が69291個だったそうです。

この内容は第58回の日本歯科医療管理学会総会・学術大会で論文発表されています。

排水口の水1ccあたりの細菌数は約10000個といわれているそうなので、それよりも7倍程度多いということになります。

 

どうしてこのようなことになるのか

歯科用の治療設備は複雑な構造をしており、細いチューブなどの内面にバイオフィルムといわれるネバネバしたタンパク質のバリアを張ってしまうといわれています。

バイオフィルムの状態になるとちょっとやそっとのことでは除去できません。

医院の連休中などに、治療設備の電源を切ると、水が停滞しますので、その際に水道水に含まれる塩素がすべて使い切られて、細菌が徐々に増え始めるとも言われています。

 

また、歯科の治療で使用するタービンというハンドピースですが、水が垂れないように少し吸い込む機構があるため、その際に吸い込んだ汚染された水も治療設備に吸い込まれることがあるといわれています。

そこで登場したのがエコシステム

細菌ゼロを実現する歯科設備

エコシステムという設備を水道水の源流の間に存在させることで、残留塩素の濃度を10~20ppmに保ち、高い除菌力を持ちます。

この除菌力のある水道は、器具の洗浄や手指の消毒にも用いられ、感染対策を医院の中で実現することができます。

 

「水のきれいな歯医者さん」という愛称で世に広まってきています。

 

過去に、私自身も勉強会で感染対策のセミナーに出席したことがありますが、ある大学の教授をやられている先生が「治療用の設備の汚染まではその昔は気づかなかった」といっていました。

 

歯科医院においての感染対策が非常に重要視されてきている昨今、治療用設備内の汚染についてもトピックになっています。

 

来院される方と歯科医療従事者を守るエコシステム

水が綺麗で除菌力があるということは、来院される方にもメリットがありますし、実は働いているスタッフ、医療従事者にもメリットがあります。

 

実は、オーストリアなどの研究では、歯科医療従事者がレジオネラ肺炎のリスクがとても高いという結果が出ており、リスクにさらされているのは、来院された患者さんだけではなく、スタッフや歯科医師もそうなのです。

 

当院は、施術される方と施術する方双方にとって安心で安全な医療を提供するためにエコシステムというものを導入しております。

 

安心してお越しください。